『地方政治が危ない!』の目次

 プロローグ
  東京都知事選が教えてくれたこと
  地方分権の「権」は利権の「権」
  三〇〇人の地方ボス予備軍
  チェックは誰がする
  「舅・姑」になろう

第一章 責任を放棄する政党
 相乗りの構図
  議会の総与党化
  相乗り政治が腐敗の遠因
  地方選の投票率抵下
  選挙難れは国政でも
  広がる選挙権、増える棄権
 問われた政党政治
  三人目の相乗り候補
  神奈川、福岡でも
  争点は「政党らしさ」
  連立与党VS新進党

第二章 崩れる地方自治
 消えた公金
  幻の大学誘致計画
  三億円はどこへ
  被害者は住民
  消えた墓地移転費
  疑惑が次々に発覚
  度重なる不祥事
 裏金づくり
  カラ出張で選挙資金づくり
  自殺した総務部長
 不正選挙
  架空転入
  糾弾した側も
  銀行を訪ねた収入役
 業者との癒着
  業者同伴で海外旅行
  入札指名業者とも
  気づかれざる犯罪

第三章 奪われる選挙権
 多選の落とし穴
  日本は多選天国
  最高は当選一三回
  四〇年以上、選挙戦なし
  固定する地盤
 首長を選ぶ意味
  狙われる首長
  選挙がすべて
  四・六%の民意
  三〇〇人の「首長」
 作られる無投票
  無投票を生むもの
  人材がいない
  地方議会でも

第四章 機能しない議会
 不毛な対立
  二つの百条委員会
  告示一週間前に報告書
  予算案否決で不信任の意思表示
 選挙違反
  系列市議が続々逮捕
  否決された辞職勧告決議案
  偽造投票用紙、一枚五万円
 見えないところで
  研修旅行費で賭け麻雀
  甘やかされる議会
  視察の日程は旅行社まかせ
  コンパニオンと一緒に研修
第五章 支配する官僚
 歴代知事が官僚
  官僚OB知事がいないのは二県だけ
  続く旧内務、自治官僚ライン――兵庫県
  パイプをつなぐ――鹿児島県
 しのぎを削る官僚
  副知事を争う――大分県
  旧内務官僚同士の戦い――岡山県
  変わった勢力地図――富山県
 排除された官機
  摘まれた再起の芽――佐賀県
  後継含みのはずが事態急転――埼玉県
 長期政権
  八回当選の旧内務官僚――奈良県
  最後は復心との死闘――石川県
  バランスの上に六期――三重県

第六章 変わる選挙
 官僚OBの行方
  経験がそのまま生かせる天下り
  省庁を代表する参議院比例区議員
  官僚出身の首長
  増えてきたUターン型
 官僚OB知事の誕生
  天下り知事で勢力逆転――栃木県
  嵐の後の内定――長崎県
  革新県政で昇進――京都府
 変化の兆し(Uターン型)
  告示三日前の出馬表明――宮城県
  三木王国から後藤田王国へ――徳島県
  王国の翳り
  相乗りはそのまま――静岡県

第七章 動き始める市民
 リコールを求める
  一年で回る議長の椅子
  居座りを許さず
  反町長派潰しにリコール
  住民の権利も政争の具に
 条例の制定を求める
  議員を減らす
  選挙戦での思惑も
  四人削減で先手
  骨抜きにされた政治倫理条例
 監査を請求する
  隅田川下りも研修
  監査できない監表委員

第八章 迫り来る地方分権
 分権社会は来るか
  地方分権推進法はできても
  対立軸は中央対地方
  カギを握る地方分権推進委員会
 小選挙区時代の到来
  権限の運び屋
  族議員が消える
  分権で「政治家」改革
  政治は変えられる

  エピローグ
  あとがきにかえて